「チャーハン症候群」とは?微生物専門家が語る食中毒と予防法
「チャーハン症候群」と呼ばれる2008年に20歳の青年が死亡したケースがTikTokで再び注目を集め、最近インターネット上で話題になっています。この「チャーハン症候群」とは、調理済みの食品が常温で長時間放置された場合に発生する、バクテリア「バチルスセレウス(Bacillus cereus)」による食中毒を指します。
20歳の大学生が、冷蔵庫に入れず放置して再加熱したスパゲッティを食べた5日後に死亡したと報じられたことが、「チャーハン症候群」が再び注目されるきっかけとなりました。死亡は稀ですが、バチルスセレウスは、食品が適切に保存されていないと胃腸の病気を引き起こす可能性があります。ここでは、このバクテリアについて知っておくべきことと、自分を守る方法を説明します。
バチルスセレウスは、環境中のどこにでも見られる一般的なバクテリアです。米やパスタのようなでんぷん質の食品が原因となることが多いですが、調理済みの野菜や肉料理など、他の食品にも影響を及ぼす可能性があり、適切に保存されていない場合に問題を引き起こします。
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台湾中原大学バイオテクノロジー学科の教授であり、米国認定トキシコロジストである招名威さんは、新唐人テレビ局の番組「健康1+1」で、冷蔵庫の正しい使い方や、野菜の洗い方と調理法を紹介しました。日頃の小さな習慣を変えれば、キッチンの有害物質から危険を遠ざけることができるといいます。