簡単4ステップで学ぶ! スーパーフード・アボカドのカット法

アボカドは「森のバター」とも呼ばれ、「世界で最も栄養価の高いフルーツ」として知られています。高繊維で高脂肪、クリームのような滑らかで濃厚な食感があり、かすかにナッツの香りがします。

フィットネスと健康的な食生活が流行する中、アボカド料理はますます人気を集めています。ジュースやスプレッド、シンプルな料理にしても、その風味は抜群です。健康的で満足感のある食事には、栄養と味が一体となったこのスーパーフードを試してみることをお勧めします!

もちろん、アボカドの様々な料理を楽しむ前に、安全かつ迅速に皮を剥き、種を取り除き、果肉を取り出す方法を学ぶことも重要です。よく言われる「仕事をうまくこなすには、まず道具を整えること」です。

アボカドを料理する前に、まずまな板と果物ナイフを用意しましょう。アボカドを切る前には、しっかりと洗って乾かし、茎の部分を取り除きます。まな板に滑り止めマットやペーパータオルを置くことで、滑りを防ぐことができます。道具を準備したら、早速アボカドをきれいに切る方法を学びましょう。
 

1. 半分に切る

まず、アボカドの上部から、ナイフを入れ、ナイフの刃が種に触れるまで下に深く切り込みを入れ、中心にある種に当たったらそのままぐるりと一周し切り込みを入れます。手で持って操作する方が便利で安定しますが、安全なのはまな板の上でこのステップを行うことをお勧めします。アボカドの果肉にしっかり切り込みを入れたら、両手で反対方向にねじるようにひねり、アボカドを2つに分けます。
 

2. 種を取り除く

アボカドを半分に切ると、種が片方にあるのでナイフを使って種を取り除きます。アボカドの半分をしっかり持ち、ナイフを軽く押し込んで種に刺し、ひねるように回すと、種がきれいに取れます。アボカドが完全に熟していれば、手で簡単に取り出せます。

アボカドをしっかり手に持ち、ナイフを軽く種に刺し回すと、簡単に種がとれる(Shutterstock)

 

3. 皮むき

次に、皮を剥いてアボカドの実を取り出します。これはとても簡単で、指で皮をきれいに剥がすことができます。ただし、アボカドが熟しすぎている場合は、切り口を上にして手のひらに置き、スプーンを使ってすくうようにして果肉を取り出します。

アボカドが熟しすぎている場合は、切り口を上にして手のひらに置き、スプーンを使ってすくうようにして果肉を取り出す(Shutterstock)

 

4. 切り分け

最後に、料理のニーズや食べ方に応じて、アボカドを好みの形に切ります。料理に使ったり、他の果物や野菜と一緒にジュースにしたり、そのまま食す場合は、アボカドを小さな角切りや、半月型にカットしたりするといいでしょう。

料理のニーズや食べ方に応じて、アボカドを好みの形に切る(Shutterstock)

アボカドディップを作る場合は、フォークでアボカドを潰して、みじん切りにした玉ねぎ、レモン汁、黒コショウ、トマトを加えて混ぜれば、手軽でおいしいディップ(クリーム状のソース)ができあがります。

アボカドディップ(Shutterstock)

 

さらに簡単な方法として、塩とオリーブオイル(またはレモン汁)をマッシュしたアボカドに味付けすると美味しいトーストのスプレッド(塗り物)の出来上がりです。風味をさらに高めるには、刻んだゆで卵を混ぜ、黒コショウで味付けします。 

トーストスプレッド(Shutterstock)

 

素敵な盛り付けで、目を楽しませたいならば、ほんの数ステップでお料理に優雅さをそえます。まずアボカドの果肉をまな板に置き、縦に薄くスライスします。次に、ナイフの切り目に沿って果肉をゆっくりと広げて長い帯状にし、最後に軽く巻くと、簡単にできる上に見た目も華やかなアボカドのバラの完成です。

見た目も華やかなアボカドのバラ(Shutterstock)

 

アボカドの選び方は?

アボカド選びは、知識が必要です。時にはアボカドを切ってみたら、中が未熟だったり、逆に熟しすぎて茶色くなったりしていることがあります。それはアボカドを初めて食べる人にとってはイライラすることがあります。

熟した美味しいアボカドを選ぶポイントは2つあり、1つ目は、外皮の色とヘタの部分をチェックすることです。アボカドには品種によって色の違いがあり、例えばハスアボカドは外皮が厚く深緑色で、熟すと深褐色に変わりますが、フエルテのように熟しても緑色を保つ品種もあります。

熟したアボカドを見分けるには、ヘタの部分が乾燥して少し浮いているかどうかを確認します。ヘタの部分が柔らかい場合は、熟しすぎて茶色く変色している場合があります。

外皮の色とヘタの部分をチェックする(Shutterstock)

 

2つ目のポイントは、アボカドの皮を軽く押すと跡が残ることです。適度に熟しているので、おいしく食べることができます。果実が硬い場合は、完熟していなかったり、柔らかい部分は傷がある場合もあるので、こちらも注意が必要です。

アボカドを選ぶ時は、店頭に並んでいるものの中にはすでに熟しているものもあれば、まだ熟していないものもあるので注意が必要です。熟していないアボカドは、果物用の袋に入れて室温で熟すのを待つか、バナナやリンゴを一緒に入れて早めに熟させることもできます。

店頭に並んでいるものの中には、すでに熟しているものもあれば、まだ熟していないものもあるので注意する(Shutterstock)

 

熟したアボカドはできるだけ早くカットして食べると良いでしょう。急がない場合は、冷蔵庫に1〜2日入れておくと熟すのを遅らせることができます。
 

スライスしたアボカドの保存方法は?

アボカドの果肉は空気に触れると酸化して黒くなりやすいので、できるだけ早く食べるのがおすすめです。どうしても食べきれない場合は、以下の方法で変色を遅らせることができます。

半分に切ったアボカド(皮を剥がずに)を冷蔵庫で保存する場合は、切り口に薄くオリーブオイルを塗り、面を下にしてお皿に置きます。

スライスまたは角切りのアボカドをサラダに入れ、レモン汁またはオリーブオイルと和えます。

ピューレにしたアボカド スプレッドをボウルに入れ、空気を遮断するために表面を 3 層のラップで覆いますが、それは数時間しか持ちません。食べる際は、表面の変色した部分をかき混ぜると目立たなくなります。

 

(翻訳編集 青谷荘子)

季言宁