ロシアの人民元売却、8月は前月比143%増の見通し
[モスクワ 5日 ロイター] – ロシア政府による人民元売却は8月に、1日当たり差し引きで前月比143%増の73億ルーブル相当となる見通しだ。同国財務省が5日発表した8月の為替介入計画で明らかになった。
ロシアの主力輸出品である石油の価格が世界的な市場の混乱により下落する中、政府の介入によりルーブルは下支えされるとみられる。
財務省の人民元売却実績は、7月は30億ルーブル、6月は81億ルーブルだった。財務省の為替介入は中央銀行によって実行される。中銀は別途、独自の介入を実施している。
ロシア政府は石油・ガス輸出収入が減少した場合に不足額を埋め合わせするため、ナショナル・ウエルス・ファンドから外貨を売却している。
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