中国深セン ヘリコプターが33分で臓器輸送 レシピエントの正体は?
わずか33分でヘリコプターが移植用の肺を患者のもとへ届けた。報道が流れるや否や、ネットではレシピエントの特権的待遇と臓器の提供元を疑う声が飛び交った。専門家は、中国臓器移植産業の背後には深い闇があると指摘する。
深センメディアは16日、14日の午前中に深セン市人民病院で73歳の「楊さん」が肺移植を行い、その際にヘリコプターによる臓器輸送が行われたと報じた。移植のための肺は広州市から深セン市までわずか33分で輸送され、ネットでは、臓器の提供元やレシピエントの身分をめぐって議論が巻き起こった。
深セン市衛生健康委員会の担当者は22日に政府系メディアで、「全く問題はない。臓器獲得機関(OPO)を通じて行われ、すべてルールに則った臓器移植だ」と説明した。
関連記事
中国の強制臓器収奪や中国への渡航移植に対して台湾はどのように法制化をしたのか。台湾の黄千峯医師は日本では、この問題が真に表面化して議論されておらず、無関心が被害を拡大させると警鐘を鳴らしている
強制臓器摘出に反対する医師団(DAFOH)がオンライン・フォーラム開催。中国での法輪功迫害と臓器収奪を「冷たいジェノサイド」として検証。12月9日、10日にライブ視聴できる
習近平の「150歳」発言が火付け役。共産党エリートだけが享受する「981長寿プロジェクト」の実態を追う。軍病院、臓器収奪、検閲——権力者の命を延ばすため、無実の命が犠牲にされる恐怖のシステムとは?
人間の生命の尊厳を回復させるために果敢な行動を取ったケネディ保健福祉省長官は称賛に値する。米国保健福祉省(HHS)は、「死亡ドナー規則」に違反したアメリカ内の病院を摘発。これらの病院では、完全に死亡していない可能性のあるドナーから臓器が摘出されていた。
東京の文京シビックホール展示室 2で、11月10日から3日間、生体臓器収奪の闇をポスターというアートで暴き出したポスター展が開催される。そこには全日本人が知るべき中国の臓器狩りの実態が表現されている