超正統派ユダヤ教神学生1000人に召集令状送付、イスラエル軍
[エルサレム 21日 ロイター] – イスラエル軍は21日、これまで兵役が免除されてきた超正統派ユダヤ教徒の神学生1000人に召集令状を送付した。戦力増強に向けた措置だが、聖職者と世俗国民の間の緊張が一段と高まる可能性がある。
超正統派ユダヤ教徒の神学生を巡っては、最高裁判所が先月、一律で徴兵免除を認めることはできないと判断。これを受け、1948年の建国当時から実施されてきた政策が転換されることになった。
ネタニヤフ政権の2つの宗教政党はこの措置に反発。一部のラビ(ユダヤ教の宗教的指導者)は令状を受け取ったら燃やすよう指示している。
関連記事
イラン通貨リアルの対ドル相場が史上最安値を更新し、テヘランなどで2022年以来最大規模の抗議が発生。中央銀行総裁が辞任し、インフレ悪化と制裁・戦争リスクが国民の不満を爆発させた
トランプ大統領とネタニヤフ首相が会談。トランプ氏はイランの核再建に即時攻撃を警告し、ハマスには武装解除を強く要求。また、非イスラエル人初の「イスラエル賞」を受賞し、中東和平の枠組み拡大への意欲を示した
米軍は12月19日、米兵ら殺害への報復としてシリアのISIS拠点を空爆。トランプ大統領指揮のもと、精密誘導弾などを用いた大規模作戦を展開した。ヘグセス国防長官は「復讐の宣言」とし、断固たる姿勢を強調した
トランプ大統領は、ホワイトハウスでの祝賀行事の冒頭、ブラウン大学での銃乱射事件、シドニーのハヌカ祭を狙った反ユダヤ主義的攻撃、シリアでのISIS攻撃の犠牲者とその家族に深い哀悼の意を示した
イラク西部の大型油田が再稼働し、世界の原油供給増懸念から価格が2%下落。米国ガソリン価格も5年ぶりの安値に