中国民間ロケット、また打ち上げ失敗、原因調査中
中国北西部の酒泉衛星発射センターで11日、中国民間企業が開発した商業用ロケット「双曲線1号遥8」が打ち上げられたが、上空で異常が発生し飛行試験に失敗した。新華社が伝えたところによると、原因は現在調査中であるという。
新華社によれば、7月11日午前7時40分、「双曲線1号遥8」ロケットは酒泉衛星発射センターで点火され、順調に上昇したが、飛行中に異常が発生し、試験飛行は失敗に終わった。これに対し、ロケットの開発元である北京星際栄耀空間科技股份有限公司は、同日昼に声明を発表し、1段目から3段目までは正常に飛行したが、4段目で異常が生じたと説明した。具体的な原因は今後の詳細な調査と審議を経て発表される予定だという。
「双曲線1号」は、中国で初めて民間企業が成功させた、人工衛星の打上げ/軌道投入用のロケットであり、これまでに7回の発射を行っているが、今回の失敗は4度目となる。前回の発射は昨年12月で、初の連続成功を達成していた。
関連記事
中国の鉄鋼業は不動産不況やインフラ投資減速により縮小傾向。2025年までに鉄鋼輸出が5割減少すると指摘している
小野田紀美科学技術相は5日の記者会見で、南鳥島沖で進められる国産レアアース採掘に向けた深海試験について、「我が国の経済安全保障上、極めて重要な取り組みだ」と述べ、研究開発への期待を示した。
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。
白タク急増で10時間走っても赤字? 中国・東北でタクシーが一斉スト。追い詰められた運転手たちの町で何が起きているのか