7月1日の世界脱党日前日の6月30日、全球脱党支援センターは「中国共産党の邪悪と決別せよ!」の自動車パレードを行った。 (Dan Lin / Epoch Times)

7月1日「世界脱党日」 ニューヨークで「中国共産党脱退」デモ開催、 真実を訴え

ニューヨークを拠点とする全世界脱党支援センターは6月30日、ニューヨーク市内で「中国共産党脱退」「中国共産党の邪悪と決別せよ!」をテーマにした車行デモを開催し、より多くの中国人に中国共産党(中共)の実態を知ってもらい、共産党を離脱するよう呼びかけた。

デモ行進には20台以上の車が参加し、アメリカ国旗や「End CCP(中国共産党を終わらせる)」の旗が風になびいていた。車体には「中共 ≠ 中国」「End CCP」「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」「天滅中共」「中華の人々よ、勇気を持って中共とその関連組織から脱退、より良い未来を選ぼう!」などのスローガンが掲げられ、まるで移動する真相の壁のようであった。

車列はフラッシングのメインストリート、カレッジポイント大通り、ルーズベルト・アベニュー、中華街のケネディ・ロード、ラファイエット・ストリート、ブルックリン8番街などを通過し、道行く人々やドライバーの注目を集めた。

フラッシングを通過する車両デモ (林丹 / Epoch Times)
フラッシングを通過する車両デモ  (Dan Lin / Epoch Times)
フラッシングを通過する車両デモ  (Dan Lin / Epoch Times)

脱党運動の現状

今年11月で『共産党についての九つの論評』の発表から20周年を迎える。これまでの20年間で、6月30日までに中共を離脱した人数は累計で4億3252万人に達した。

全世界脱党支援センターの主席である易中原氏は、7月1日を脱党日に設定した理由について、「中共が政権を奪取して以来、中華民族に多大な災難をもたらし、中国人民は自由も人権もない生活を送るようになった。中共の邪悪さを認識し、共産党を拒絶することが重要である」と述べた。

彼はさらに、「この運動に参加することは非常に誇り高いことである。我々は歴史の証人であり、この偉大な歴史的瞬間に参加することは全ての中国人にとって誇りである。ぜひ多くの人々が参加してほしい」と呼びかけた。

脱党の申請は実名でも、別名、筆名、仮名でも可能であるが、易氏は「できれば実名での脱党を推奨する。実名はあなたの良心、勇気、そして勇気を示すものである」と強調した。

End CCP車行デモの歴史

全世界脱党支援センターが最初にEnd CCP車行デモを開催したのは4年以上前のパンデミック前である。パンデミックの最中にも、全米を巡る「End CCP」車両デモを4回開催し、アメリカの48州に到達した。このデモでは中共が最も毒性の強いウイルスであり、世界中に害を及ぼしていることを訴え、多くのアメリカ人が「End CCP」キャンペーンに署名した。

ブルックリンの8番街で「法輪大法は素晴らしい」と書かれた小さな蓮の花を手にする人々 (Dan Lin / Epoch Times)
マンハッタンのチャイナタウンで 「中国共産党の邪悪と決別せよ!」イニシアチブに署名する市民たち (Dan Lin / Epoch Times)
民衆が「中国共産党を終わらせよう」イニシアティブに共同署名 (Dan Lin / Epoch Times)
民衆が「中国共産党を終わらせよう」イニシアティブに共同署名 (Dan Lin / Epoch Times)

個々の声

今回初めて車行デモに参加した張朝氏は、法輪功の修煉で中国で4年間の投獄を経験し、昨年11月に出獄、今年初めに迫害を逃れてアメリカに来た。彼は「中共を倒す」というスローガンは多くの中国人の心の声であると述べた。

銀行に勤務するLinda Liu氏は、「共産党の迫害手段は想像を超えており、中国人に対する恐怖は目に見えない形で広がっている。海外で民主運動や中共抗議活動に参加する人々も、中国国内の親族が脅迫されることがある」と語り、海外の中国人に対しても勇気を持つよう呼びかけた。

脱党運動のボランティアであるMichale Yu氏は、「20年以上にわたる真実の伝達の結果、多くの中国人や国際社会が中共の邪悪さを理解するようになった。これまでに430万人以上が『End CCP』のキャンペーンに署名した」と述べた。

この日、脱党ボランティアたちはフラッシング、中華街、ブルックリンの三大華人コミュニティで、脱党を呼びかける資料や小さな蓮の花を配布した。

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