旬のさくらんぼで美味しく健康に! 今すぐ試したいレシピ4選

になると体は多くのエネルギーを使います。特に梅雨の時期は湿度が高くなり、胃腸などの消化器官が影響を受けやすくなります。その結果、食欲が落ちたり、消化不良を起こしたりして、疲れやすさやむくみなどの不調が出やすくなります。

そんな時期には、さくらんぼを取り入れた食事がおすすめです。さくらんぼは食欲を刺激し、体の余分な水分を取り除いてくれる効果があります。また、胃を元気にし、エネルギーを補充してくれますので、高血圧や糖尿病、コレステロールが高い方でも安心して食べられます。

さくらんぼには鉄分とビタミンCが豊富に含まれ、貧血の予防や改善に役立つ(Nitr / Shutterstock)

 

さくらんぼは血液の循環を良くし、胃の調子を整える

現代の研究でも、さくらんぼには鉄分とビタミンCが豊富に含まれており、貧血の予防や改善に役立つことが確認されています。

さくらんぼは甘酸っぱく、体を温める効果もあります。甘みは胃に優しく、胃腸を温めてくれるので、夏の間に弱りがちな胃腸を整えてくれます。胃腸が元気になれば、食欲も回復し、消化不良による疲れも軽減されるでしょう。

さらに、さくらんぼの酸味は肝臓にも良い影響を与え、血液の循環を助け、疲れを癒してくれます。また、関節の痛みを和らげる効果もあるので、夏の健康維持にぴったりです。

 

レシピ1 さくらんぼと長のサラダ

イメージ画像(popovasdon / Shutterstock)

 

<材料>

 ・さくらんぼ 50グラム

 ・長芋 100グラム

 ・にんじん 50グラム

 ・レタス 適量

 ・オリーブオイル 適量

 ・レモン汁 少々

 

<作り方>

 1.さくらんぼを洗って種を取り、半分に切ります。

 2.長芋の皮を剥き、サイコロ目に切って湯通しした後、冷水で冷やし、水気を切っておきます。

 3.にんじんを洗って細切りし、レタスも洗って食べやすいようにちぎります。

 4.全ての材料を混ぜ合わせ、オリーブオイルとレモン汁を加えて和えます。

 

<健康効果>

長芋

長芋は消化を助け、体力を増やし、免疫力を高める効果があります。また、胃腸の働きを整え、腎臓の機能をサポートし、血糖値を安定させる効果も期待できます。

にんじん

にんじんは胃腸の健康を保ち、体内の余分な水分を取り除く効果があります。さらに、豊富なβカロテンが抗酸化作用を持ち、免疫力を高めてくれます。

レタス

レタスは肝臓の働きを助け、体の解毒を促進します。また、食物繊維が豊富で、腸内環境を整え、便秘の解消に役立ちます。

このサラダは、特に夏の疲れやむくみの改善に効果的です。血糖、血脂肪、血圧の調整に役立ち、高血圧、リウマチ、浮腫などの症状を改善することが期待できます。

 

レシピ2 さくらんぼ玄米茶ドリンク

さくらんぼ玄米茶は血中脂質をコントロールするのに役立つ (Dream79 / Shutterstock)

 

<材料>

 ・さくらんぼ 30グラム

 ・玄米茶 適量(ティーバッグも可)

 ・はちみつ 適量

 

<作り方>

 1.さくらんぼを洗って種を取り、小さく切ります。

 2.玄米茶を熱湯で淹れて冷ましておきます。

 3.さくらんぼを玄米茶に加え、10分間置きます。

 4.好みに応じて、はちみつを少し加えて味を調えます。

 

<健康効果>

さくらんぼ

さくらんぼと緑茶の組み合わせは、血圧を下げ、血中脂質を減らすのに役立ちます。高血圧や高脂血症の方に適しています。

緑茶(玄米茶の中の緑茶)

緑茶には豊富なカテキンが含まれており、抗酸化作用があります。また、体の中の熱を冷ましてくれます。

玄米

玄米は胃腸を強化し、体のエネルギーを補ってくれます。また、緑茶の「寒性」を中和し、胃腸を守ってくれるでしょう。

このドリンクは、体の余分な熱を冷まし、血圧や血糖値、血中脂質をコントロールするのに役立ちます。特に高血圧や高脂血症の方におすすめです。

 

レシピ3 さくらんぼと白きくらげのデザート

イメージ画像(Food Shop / Shutterstock)

 

<材料>

 ・さくらんぼ 30グラム

 ・乾燥白きくらげ 10グラム

 ・クコの実 5~8粒程度

 ・氷砂糖 適量

 ・水 400cc

 

<作り方>

 1.乾燥白きくらげを水で戻し、洗って小さくちぎります。

 2.鍋に白きくらげを入れ、水を加えて柔らかくなるまで煮ます。

 3.さくらんぼとクコの実を加え、沸騰させた後に氷砂糖を加え、10分間煮込みます。冷めてから召し上がってください。

 

<健康効果>

白きくらげ

白きくらげは体を冷まし、肺を潤し、肺の機能をサポートします。また、血中脂肪と血糖を下げる効果があります。

さくらんぼ

さくらんぼは胃腸を整え、体の余分な水分を取り除き、血液を補い、血流を良くします。

クコの実

クコの実は肝臓の健康をサポートし、腎機能を強化し、目の健康を保つ効果があります。

このデザートは、特に夏の疲れを癒し、体のバランスを整えるのに役立ちます。

 

レシピ さくらんぼ豆乳

さくらんぼのドリンク (Olivka888 / Shutterstock)

 

<材料>

 ・さくらんぼ 50グラム

 ・豆乳150ml

 ・水 適量

 ・はちみつ 少々

 

<作り方>

 1.さくらんぼを洗って種を取り除きます。

 2.豆乳にさくらんぼを入れ、十分に沸騰させた後、弱火で10分間煮込みます。

 3.好みに応じて少量のはちみつを加えます。

※胃腸が弱い方は、必ず豆乳を沸騰させましょう。さらに、すりおろした生姜を加えると消化を助ける効果があります。

 

<健康効果>

豆乳

豆乳は植物性タンパク質と大豆イソフラボンが豊富で、コレステロールと血圧を下げる効果があります。高いカリウム含有量が利尿作用を助け、むくみを軽減します。

さくらんぼ

さくらんぼは「暖性」の食べ物ですので、胃腸の冷えを改善し、消化力を高めてくれます。

このドリンクは栄養が豊富で、血脂肪と血糖の調整に役立ちます。高血圧、糖尿病、高脂血症の方に適しています。

 

さくらんぼの食べすぎに注意しましょう (siro46 / Shutterstock)

注意事項

(適量食用)さくらんぼは健康に良いですが、特に高血圧、糖尿病、高脂血症の方は適量を守りましょう。1日の摂取量は100グラム以内に抑えることをおすすめします。

(過剰な糖分を避ける)さくらんぼの食事療法では、はちみつや氷砂糖などの糖分を控えめにし、血糖値の管理に注意しましょう。

全体的な健康食と組み合わせて行い、低塩、低脂肪、低糖、高繊維の食事を心がけましょう。

 

(翻訳編集:華山律)

白玉煕
文化面担当の編集者。中国の古典的な医療や漢方に深い見識があり、『黄帝内経』や『傷寒論』、『神農本草経』などの古文書を研究している。人体は小さな宇宙であるという中国古来の理論に基づき、漢方の奥深さをわかりやすく伝えている。