2021年5月、ARC21演習の一環として九州の霧島演習場で実施された模擬攻撃訓練で警備を行う自衛隊隊員と米国海兵隊隊員(ブリエンナ・タック(BRIENNA TUCK)上等兵/米国海兵隊)
戦車を全廃し火砲を削減する代わりにロケット・ミサイル部隊を大幅に増強

米国海兵隊の「前哨部隊」:もう「張り子のトラ」か

米国海兵隊は、短期間で世界有数の迅速反応部隊から、フランスのマジノ線を模倣したような、つたない防御部隊に変貌した。アメリカ海兵隊「戦力デザイン2030*」は、今後の海兵隊が目指す新たな方針を示した報告書で、その計画の下、第38代海兵隊司令官は、海兵隊を大幅に再編し、防御に特化した特定地域の部隊として再設計した。新たな任務は、海軍指揮下で、南シナ海の中国軍艦を攻撃し、撃沈することである。

戦力デザイン2030* :海兵隊は、戦車を全廃し火砲を削減する代わりにロケット・ミサイル部隊を大幅に増強、新しい主力兵装として地対艦ミサイルを導入して中国艦隊と戦おうというものです。揚陸作戦能力や空中機動能力を必要なだけ維持したまま、沖合に居る敵艦と戦えるようなるという。

この新たな使命の確立は、世界的な危機対応や戦力投射能力を犠牲にして行われた。しかし、これらの能力は、不安定化する世界情勢に対応するために不可欠である。新しい作戦組織の中心となる部隊は、「前哨部隊(SIF)」と呼ばれる対艦ミサイルを装備した小規模な海兵隊分隊で、いわゆる敵対する争点地域(特に第一列島線)の島々に上陸し常駐することを主な目的とする。

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