あるアメリカ女性は、数年前に落雷に打たれ、死にかけた経験を公開しました。瀕死状態になったとき、亡くなった親族が目の前に現れ、未来に起きる出来事を告げられたといいます。そして、彼女が生還した後、夢の中で未来の光景が見えるようになりました。しかし、すべて災害事件で悪夢でした。
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女性の名前はエリザベス・クローン(Elizabeth Krohn)さん。ポッドキャスト番組「シャーマンオークス(Shaman Oaks)」に出演したときにその経験を語りました。当該番組は臨死体験や生と死をテーマにするトーク番組です。
クローンさんは臨死体験の詳細について語りました。それは約35年前のある日、彼女は子供を2人連れて、ユダヤ教会へ赴く途中に、大きな雷を伴う大雨が降り始めたといいます。
彼女が傘を差して歩いていると、不意に結婚指輪が傘の取っ手を触れました。すると、途端に突如として稲妻が現れ、彼女はそれに打たれ、その場で気を失いました。
クローンさんはその時に自分の魂がユダヤ教会の駐車場に倒れていて、自分はその体から離脱したと感じたそうです。彼女の目の前には、地面に落ちた傘と、その6メートル先に横たわっている自分の体があったと当時の状況を思い出しました。
体が感電したから、靴が壊れているだろうと思った彼女は、足に目を向けると、体が宙に浮かび、地面から離れていることに気づいたといいます。
しばらくして、彼女は空に浮かぶ光の球に導かれてある庭園の天国へとたどり着きました。天国の植物は地球と異なり、色とりどりの花を咲かせていました。その美しさは言葉では表せません。
すると、彼女の亡くなった祖父が現れ、二人でゆっくり話したといいます。彼女は祖父に、「ここに残っても、人間の世界に戻っても構わない、思い悩んだら質問すれば答える」と言われたといいます。
もし人間の世界に戻るなら、子供を一人授かる、さらには夫と離婚することを告げられましたが、彼女は戻ることにしたそうです。
祖父は人間の世界に戻る際に耐えがたい苦痛を伴うと警告した上、未来におきる大きな出来事を彼女に伝えました。その中に、当該年度のスーパーボウルの試合結果や、ジョージ・H・W・ブッシュ氏がアメリカ大統領に当選することが含まれていました。
彼女は政治の世界に興味はなかったので、大統領が誰になろうが気にも留めませんでした。彼女は祖父に「なぜ、こんなことを教えてくれたの?」と尋ねると、祖父は「お前は戻ったら、私たちの会話や聞いたことを忘れるだろう、だが、スーパーボウルの優勝やジョージ・H・W・ブッシュ氏の大統領当選を見たことをきっかけに、ここへ来た記憶が蘇るだろう」と答えました。
その後、意識を取り戻したクローンさんは落雷による足の火傷を治すため、ベッドで数か月の治療生活を送りました。その間、彼女は寝ることが多く、その間、多くの予知夢を観たといいます。
「私は眠っている間に、たくさんの夢を見ました。その夢はとてもはっきりしていて、細かい部分まで記憶に残っています。細かいことを憶えているだけではありません。それらの夢は全て悪夢でした」
それらの夢はテロ、津波、地震、飛行機の墜落等、恐ろしいものばかりだったと彼女はいいます。
生々しい悪夢だったので、細かいところまで記憶に残っているそうです。最も忘れられない悪夢は1996年に発生した、トランス・ワールド航空(Trans World Airlines)800便の墜落事故であったといいます。
彼女は便名や乗客数を知っていたといいます。大きな不安と緊張に陥って、事故を防ぐためにアメリカ連邦航空局(FAA)に電話をして警告するべきかどうかを迷ったそうです。彼女は事故がほんとに起きた場合、事故に関与した疑いで逮捕されるのではないかと戸惑ったといいます。
予知夢は時間が経つと共に減ることはありませんでした。それはクローンさんにとって、精神的負担となり、重荷でした。その後、祖父が言った通り、夫とも離婚することになったといいます。
クローンさんは、自身の臨死体験と予知夢を長年心に秘めており、公には語っていなかったと述べました。しかし、これらの恐ろしい夢について公に話し始めると、夢が現れる頻度が減り、彼女の心の重荷が軽くなったそうです。
「私は確信しています。その理由は、私がその話をしているからです。私は自分が果たすべき役割を果たしています」
司会者が彼女に、自身の体験から人々に何を学んでほしいか質問した際、彼女は「最も大事なことは、人は死後も意識を持っているということです」と答えました。
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