デモ参加者が2024年4月30日、ニューヨーク市のコロンビア大学の建物の玄関ドアの窓を破壊している。 (Alex Kent/Getty Images)
過激派キャンプの解体方法とは?

大学キャンパス内の野営デモ 抗議戦術の詳細

パレスチナを支持する学生らによる大学内でのデモ活動を特徴づけるのは、キャンプの設営だ。そこで学生たちは急進的な講演を聞いたり、大学側に要求を提示したり、最新のスローガンを練習したりできる。

野営地には反抗的な兆候と危険な雰囲気が広がり、未熟な学生たちを陶酔させる。そして急進派を、ユダヤ帝国主義やその他の悪とされるものに対する戦いの中心へと引き寄せる。

野営を組織する者の立場からすれば、仮に生徒の中から逮捕者が現れ退学処分を受けたなら、もうけものだ。退学処分を受けた生徒は高い確率で過去の人生と決別し、急進的な政治と政治的な暴力という新しい世界にいざなわれる。かつてナチスがヒトラー・ユーゲントを組織した際も、この仕組みを利用した。しかし、学生らがなにをしようと、大学側は野営地をそのままにはしておけない。

▶ 続きを読む
関連記事
中共当局による突然の公演中止にもかかわらず、浜崎あゆみは無観客の上海会場でフルステージを完遂。毅然とした姿勢が中国内外で称賛を集め、政治的圧力を上回る“完勝”を果たした
三年もの間、民の課役をゆるし倹約を貫いた仁徳帝。民の竈の煙に安らぎを見いだしたその御心は、豊かさの本質を問い直す今の日本にも静かに響いている
中国で利益を得られるのは「一時的」。技術を奪われ、市場は最終的に中国企業のものになる。西側企業は今ようやく、この現実に気づき始めた
浜崎あゆみの上海公演が中共の意向で急遽中止。しかし彼女は観客なしで本番同様のライブを完遂し、世界から称賛を集めた。中共は虚偽説明で一時しのぎのごまかしを図るも、浜崎の冷静な対応が評価を高めた
中国共産党軍は日本を恫喝するも、その実態は装備・組織面で脆弱。日中が衝突すれば、中国側の実力不足が露わとなり、宣伝とは逆に軍の限界が明確にされる状況にある​