塩分の過剰摂取は心臓病や脳卒中のリスクを高めますが、塩はエネルギーの運び手です。専門家が推薦する未精製の天然塩は、栄養が豊富で健康に良い選択肢です(Hanna / PIXTA)

塩分はエネルギーの運搬役 専門家が薦める「健康的な塩」とは?

最近の研究によると、塩は心臓病や脳卒中のリスクを高めると言われています。しかし実際には、人間は塩分なしでは生きていけません。では、どのような塩が体に良いのでしょうか。専門家が推奨する健康的な塩は「未精製の天然塩」です。

2023年3月31日に医学雑誌『ヨーロピアンハートジャーナル』に掲載された新しい論文は、スウェーデンの研究者によるもので、過剰な塩分摂取は、高血圧を招くだけでなく、動脈の詰まりにも関連しており、こうした動脈詰まりが心臓発作や脳卒中のリスクを増加させるとしています。

 

これは、塩分の過剰摂取と、心臓や脳への血流を遮断するプラークの蓄積による動脈の狭窄である「アテローム性動脈硬化症」との関連性を調査した最初の研究です。同論文の著者であるウプサラ大学臨床研究センターのジョナス・ウーピオ氏は「塩分摂取量が増加すれば、アテローム性動脈硬化のリスクも増加する」と述べています。

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