4月8日、豪野党の議員で、情報委員会の副委員長を務めるアンドリュー・ウォレス氏は、台北で蔡英文総統と会談し、台湾との安全保障協力に言及した。写真は日の出の時刻の台北。2022年9月撮影(2024年 ロイター/Ann Wang/File Photo)

豪野党の有力議員が訪台、安全保障協力に言及 蔡総統と会談

[台北 8日 ロイター] – 豪野党の議員で、情報委員会の副委員長を務めるアンドリュー・ウォレス氏は8日、台北で蔡英文総統と会談し、台湾との安全保障協力に言及した。豪と台湾は域内の安定維持への関心を共有していると指摘した。

オーストラリアは他の大半の国と同様、台湾と正式な外交関係を結んでいないが、中国が台湾への圧力を強めていることを懸念している。

ウォレス氏は、刻々と変化する地政学的状況において、安全保障協力は「最も重要」と主張。「台湾とオーストラリアはともに、インド太平洋地域の平和と安定を維持することの重要性を認識している。われわれのパートナーシップ、戦略的パートナーシップは、地域の安全保障に大きく貢献している」と述べた。

その上で、台湾とオーストラリアは、ルールに基づき開放的で包摂的なインド太平洋への関心を共有しており、地域の安定を損なういかなる脅威にも反対しているとした。

蔡総統は、台湾とオーストラリアは自由と民主主義の強固な擁護者だと応じ「権威主義的な拡張主義に直面している今日、民主主義は共に立ち上がり、協力を強化しなければならない」と述べた。

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