韓国ポスコ・インターナショナルは最近、北米とEUの自動車メーカーにネオジム磁石供給の契約を結び、レアアース市場における中国の独占を打ち破った(Photo Seong Joon Cho/Worldsteel via Getty Images)

韓国政府、主要鉱物サプライチェーンから中国排除へ

米中対立の下でのサプライチェーンの再編、そして中国共産党(中共)が資源を武器として使用するリスクを背景に、韓国は中共をサプライチェーンから切り離すことを積極的に推進し、リチウムやレアアースなどの分野で一定の成果を上げている。

EVバッテリー原料業界に参入した総合商社、ポスコインターナショナルは3月12日、北米および欧州の自動車メーカーと、1兆1600億ウォン(約1300億円)のネオジム磁石(NdFeB磁石)の契約を最近締結したと発表した。

ネオジム磁石は、EV、風力発電機、家電製品などに使われる駆動モーターのコア材料だ。EVの80%以上が、自動車の心臓部である駆動モーターに、通常の磁石ではなくネオジム磁石を使用している。

▶ 続きを読む
関連記事
ホワイトハウスは、実務調整の遅れからヴァンス副大統領のスイス訪問を延期すると発表した。トランプ大統領らが署名した暫定合意(MOU)に基づき、海上封鎖は解除されたものの、今後の核交渉の先行きは不透明だ
欧州議会は6月16日、国境を越えた弾圧に対抗するための決議を採択。中共による海外での監視活動に焦点を当てている
G7首脳は17日、各国が重要鉱物の輸出を一方的に制限したり、報復として規制を科したりしていることへの「強い懸念」を表明する声明を発表した。専門家は、中共が世界を脅迫する最大の経済的カードを失うことになると指摘している。
英国がロシアへの新たな制裁を発表。対象には「影の船団」や、軍事援助を提供する中国企業、制裁逃れを支える金融ネットワークが含まれる
トランプ大統領が半導体産業の米国回帰を強調した。学者は、「米国の台湾見放し」と捉えるのは早計、中国に依存せず、民主主義国家を中心としたサプライチェーン再編が進んでいると指摘