インドとアラブ首長国連邦(UAE)は2月13日、中東経由でインドと欧州を海上・鉄道で結ぶ貿易回廊に関する協定に調印した。写真左はインドのモディ首相、右はUAEのムハンマド大統領。アブダビで撮影されたUAE Presidential Court提供写真(2024年 ロイター)

インドとUAE、貿易回廊構想で協定調印 中東経由で印欧結ぶ

[ドバイ/ニューデリー 13日 ロイター] – インドとアラブ首長国連邦(UAE)は13日、中東経由でインドと欧州を海上・鉄道で結ぶ貿易回廊に関する協定に調印した。

インドのモディ首相がUAEを訪問し、ムハンマド大統領と会談した。インド外務省が枠組み合意を発表したが、詳細はほとんど明らかにしていない。

貿易回廊構想は昨年9月、ニューデリーで開いた20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に合わせて発表された。インドからアラビア海を超えてUAE、サウジアラビア、さらにヨルダン、イスラエルを経由して欧州と結ぶ計画で、米国や欧州も支持している。

インド外務省の声明では、同国とUAE以外の国への言及はなかった。

中東ではパレスチナ自治区ガザの紛争を受け、米国が後押しするイスラエルとアラブ諸国の関係正常化推進に影響が出ている。

回廊が実現すれば、中国の広域経済圏構想「一帯一路」を脅かす可能性もある。

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