インドとUAE、貿易回廊構想で協定調印 中東経由で印欧結ぶ
[ドバイ/ニューデリー 13日 ロイター] – インドとアラブ首長国連邦(UAE)は13日、中東経由でインドと欧州を海上・鉄道で結ぶ貿易回廊に関する協定に調印した。
インドのモディ首相がUAEを訪問し、ムハンマド大統領と会談した。インド外務省が枠組み合意を発表したが、詳細はほとんど明らかにしていない。
貿易回廊構想は昨年9月、ニューデリーで開いた20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に合わせて発表された。インドからアラビア海を超えてUAE、サウジアラビア、さらにヨルダン、イスラエルを経由して欧州と結ぶ計画で、米国や欧州も支持している。
インド外務省の声明では、同国とUAE以外の国への言及はなかった。
中東ではパレスチナ自治区ガザの紛争を受け、米国が後押しするイスラエルとアラブ諸国の関係正常化推進に影響が出ている。
回廊が実現すれば、中国の広域経済圏構想「一帯一路」を脅かす可能性もある。
関連記事
イスラエル、レバノン侵攻の深層
イスラエルがレバノン南部に侵攻し、ヒズボラ壊滅を目指す中、イランの弾道ミサイル攻撃がイスラエルに向けて発射された。長期計画に基づき、ヒズボラの指導層は事前に排除され、激しい戦闘が展開されている。
イスラエル軍は1日、イランがイスラエルに向けてミサイルを発射したと発表した。180発超のミサイルが国内に向け発射された。
米国とイラクは、2026年末までに連合軍を段階的に撤退させ、イラクの安全保障体制を強化するための過渡計画に合意した。
ヒズボラのポケベルやトランシーバーがレバノン各地で爆発し、少なくとも32人が死亡、数千人が負傷。連続した爆発は中東の緊張を高める。アメリカは関与を否定。
レバノンでヒズボラのポケベルが爆発し、9人が死亡、2800人が負傷。米国は関与否定、犯人不明。ヒズボラはイスラエル非難。専門家は爆発原因を推測中。