現地時間1月16日(日本時間17日)、トルコを訪問中の上川陽子外務大臣は、エルドアン大統領を表敬訪問し、フィダン外務大臣と会談を行なった(写真提供:トルコ大統領府)

上川外相トルコ訪問 大統領表敬と外相会談

現地時間1月16日(日本時間17日)、トルコを訪問中の上川陽子外務大臣は、エルドアン大統領を表敬訪問し、フィダン外務大臣と会談を行なった。

両外務大臣は会談後、夕食を共にし、日トルコ外交関係樹立100周年を迎える節目を踏まえ、経済連携協定(EPA)や社会保障協定の実現を目指す交渉を進めるほか、エネルギー、宇宙、防衛などの分野における協力を強めていくことで一致した。

さらに、ロシアの侵攻を受けるウクライナの復興支援やガザ情勢の早期沈静化に向けた連携を確認した。

上川大臣はまた、能登半島地震に対するトルコ政府からのお見舞いへの謝意を表明した。

同日午前、上川大臣はトルコ首都アンカラにあるアタテュルク廟(トルコ共和国初代大統領ムスタファ・ケマル・アタテュルクの霊廟)を訪問し、献花を行い、建国の父アタテュルクに敬意を表するとともに、本2024年に外交関係樹立100周年を迎える日トルコ友好関係の益々の発展を祈念する旨記帳を行った。

その後、アンカラ大学の日本語・日本文学科を訪問し、トルコにおける日本語学習のさらなる浸透や女性の社会進出などについて意見交換した。上川大臣は、日本語・日本文学科の学生に対して、日本語や日本文化を学ぶという挑戦に取り組んでいることを大いに歓迎しつつ、是非日本にも来て、さらに理解を深めてほしいと述べた上で、若い力で新たな未来を切り開いて欲しいと激励した。

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