アジア時間序盤の原油先物は上昇。紅海でイエメンの親イラン武装組織フーシ派による商船の攻撃が相次ぎ、中東の緊張が続いていることが相場の押し上げ要因となっている。写真はテキサス州カーンズ郡で2020年5月撮影(2023年 ロイター/Jennifer Hiller)

原油先物は上昇、紅海の商船攻撃巡る緊張で

[シンガポール 22日 ロイター] – アジア時間序盤の原油先物は上昇。紅海でイエメンの親イラン武装組織フーシ派による商船の攻撃が相次ぎ、中東の緊張が続いていることが相場の押し上げ要因となっている。

0121GMT(日本時間午前10時21分)時点で北海ブレント先物 は0.23ドル(0.3%)高の1バレル=79.62ドル。米WTI先物は0.22ドル(0.3%)高の74.11ドル。

ドイツの海運大手ハパックロイドと香港の外航船大手オリエント・オーバーシーズ・コンテナ・ライン(OOCL)は21日、紅海の航行を回避する方針を示した。世界の貿易の約12%は紅海と地中海を結ぶスエズ運河を経由しており、これに混乱が生じている。

▶ 続きを読む
関連記事
ベッセント米財務長官は4日、アメリカとイランが同日または5日にも合意に達し、ホルムズ海峡を再開して商船の自由な航行を回復させると述べた
ドナルド・トランプ米大統領は8月3日、ホワイトハウスで、イランにはなお最後の機会が残されており、両国間の紛争を終結させる合意に応じなければ、「斬首(decapitation)」作戦に直面すると述べた。
OPECプラスは9月から日量18万8千バレルの増産を決定し、2023年から段階的に続けてきた中核加盟国による自主減産措置を終了する。増産が続く一方、イラン戦争やウクライナ戦争の影響で供給不安は残り、市場への実際の影響はなお限定的だ
世界の原油在庫が数年ぶりの低水準にある脆弱な局面において、世界経済は「エネルギーの喉元を締められる」厳しい試練に直面している。ただし同時に、これについて楽観的な分析を示す専門家もいる。
米国とサウジアラビアが30年間にわたる民生用原子力協力協定に正式に署名した。同協定は同国のエネルギー転換にとって極めて重要視されている。その一方で中東地域全体で危険な核軍拡競争を引き起こすと懸念の声も上がる