安全確保が最優先、引き続き情報共有を=米軍オスプレイ停止で官房長官
[東京 7日 ロイター] – 松野博一官房長官は7日、鹿児島県の屋久島沖で発生した輸送機オスプレイの墜落事故を受け、米軍がオスプレイの飛行を一時停止したことについて「飛行の安全を確保することが最優先であることは言うまでもない」との見解を示した。自衛隊もオスプレイを運用しており、引き続き米側に情報共有を求めるとした。
米空軍特殊作戦司令部(AFSOC)は声明で「予備的な調査によると機材の故障が事故原因となった可能性があるが、問題の根本原因は現時点では不明だ」と指摘。また、海軍も保有するオスプレイの飛行停止を明らかにした。
日本政府は、オスプレイの事故を受け、安全が確認されるまで飛行を停止するよう米側に要請していた。
紅海で商業船が攻撃を受けたことを巡り、サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は4日、航行の安全確保に向け他国やその海軍艦艇と協力して航行の安全を強化する案を協議していると述べた。
日本の自衛隊参加の可能性を問われ、松野官房長官は「米国を含む関係国とさまざまなやりとりをしている」と述べるにとどめた。
*発言内容を追加し、再構成しました。
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