手術が高齢者の認知機能低下と性格や行動の変化に関連
麻酔で起こる精神障害、あまり知られていない副作用(下)
スタンフォード大学とハーバード大学で学んだ麻酔科医で、統合医療の専門家でもあるカヴェ博士は、独特の視点から、手術への耐性は患者の「予備力」と大きく関係していると説明します。同氏の説明によれば予備力とは、血流の変動、組織損傷、その他の外傷に加わった時に、どの程度まで耐える能力があるかを示す用語だといいます。
予備力は栄養、体力、前向きな心理社会的特性によって向上します。しかし、心臓の予備力が検査可能であるのと異なり、認知面の予備力の評価はより複雑であるとカヴェ博士は述べます。つまり、麻酔後の患者のせん妄のリスクを完全に判断するのは難しいということです。
関連記事
腸内細菌が一部の処方薬を別の化合物に変化させる可能性が、最新研究で明らかになった。糖尿病・うつ病・片頭痛などの治療薬127種類を検証した結果とその意味を、わかりやすく解説
CTやMRIで使われる造影剤は、画像を見やすくする一方、薬剤としてのリスクもあります。検査前に確認したい点を紹介します。
子どもの落ち着きのなさや集中力の低下は、ADHDだけが原因とは限りません。睡眠中のいびきや口呼吸、呼吸の乱れによって脳が十分に休めず、ADHDに似た症状が出ることがあります。
穏やかな最期を望んで選ばれる医療援助死。しかし、使用される薬の安全性や効果は十分に検証されておらず、死亡まで長時間かかる例や合併症も報告されています。知られざる実態と、データ不足が招く問題を探ります。
骨や筋肉の減少は、単なる加齢だけで起こるものではありません。運動負荷、栄養、睡眠、ストレスなどを見直すことで、骨折や転倒を防ぐ体づくりにつながります。