T-89対戦車ミサイル発射器の前に立つ中共軍兵士(GREG BAKER/AFP/Getty Images)

ついに台湾侵攻が起こる? 中共軍が抱える戦争に勝てない根本的な弱点

米国の高官が匿名で明らかにしたところによると、APECサミット中、米中両国は台湾問題について実質的な意見交換を行った。

その中で、中国共産党(中共)が2027年か2035年に台湾への軍事行動を計画しているとの米国の報告を受けて、中共の党首は「そのような計画は存在しない。誰もそんな計画を聞いたことがない」と発言したという。

中共は公式文書で台湾への武力統一を記述していた。それにも関わらず、現在はそれを否定している。この発言の信頼性はどれほどのものだろうか? 中共による台湾攻撃は、本当に上陸作戦を伴うのだろうか? それとも台湾に対する認知戦や政治戦などの影響力を使った戦いが多くなるのだろうか? 

▶ 続きを読む
関連記事
国家は永遠ではなくとも、先人から受け継いだ伝統文化や祈りを次代へ手渡す責務は残る。東西の古典や思想を手がかりに、国家崇拝や排外主義に陥らない健全な祖国愛のあり方と、私たちが果たすべき務めを静かに問い直す論考
米中首脳の公式晩餐会には米国の著名経営者が出席した一方、公表名簿に中国企業の経営者は見当たらなかった。筆者は米中対立や党の統制、経営者を取り巻くリスクから、その背景を読み解く
米中首脳会談後、双方が公表した文書には関税やAIを巡る説明に違いが残った。米側だけが記した事項もあり、台湾問題については双方とも言及していない
米中首脳会談で延長の「貿易休戦」。だが、レアアース問題は解決していない。米欧が供給網を再構築するまで数年を要する一方、北京はなお輸出管理を交渉材料にできる。2027年1月10日までの「時間」をめぐる競争が始まった
トランプ大統領が習近平を空港で出迎えた異例の対応。厚遇の一方、米軍基地では軍用機も並んだ。交渉の場づくりから国力の誇示、過去の歓迎への返礼まで、その狙いを五つの側面から読み解く