アングル:ロシア期待の新ガス輸送管計画、中国依存リスク危ぶむ声も
[モスクワ 30日 ロイター] – ロシアは欧州向け天然ガス輸出の落ち込みを補うため、中国と結ぶ新たなガスパイプラインの建設計画に期待を寄せている。しかし業界の内情に詳しい関係者からは、リスクが大きく巨額のコストがかかる同プロジェクトの先行きを危ぶむ声も出ている。
新たなパイプラインはロシア北西部ヤマル半島からモンゴルを経由して中国に至る「シベリアの力2」で、ロシアは何年も前から建設について協議を続けてきた。容量は年間500億立方メートルと、昨年爆発事故で被害を受けたバルト海のガスパイプライン「ノルドストリーム1」に匹敵する。
ロシア政府はウクライナ戦争で落ち込んだ欧州向け天然ガス輸出の穴埋めとして、エネルギー需要が旺盛な中国向け輸出の倍増を目指しており、このプロジェクトの遂行が急務となっている。しかし価格など重要な条件がまだ決まっていない。
関連記事
トランプ政権によるホルムズ海峡封鎖とイラン戦争の行方を、軍事・経済・地政学の視点から鋭く分析。欧州の凋落、中国の台湾への警戒、そして「ポスト海峡時代」を見据えた湾岸諸国の戦略から、世界の真の新秩序を読み解く
米国の規制当局が国家安全保障上の懸念を示し、中国半導体メーカーによるオランダ企業の買収計画が頓挫した。米政府は、取引に解消できないリスクがあると判断し、取り下げを求めた
ドイツの男性が赤十字社への寄付品を追跡した結果、寄付した靴が海外の中古店に売却されたことに気づいた
国際エネルギー機関(IEA)のファティ・ビロル事務局長は、ヨーロッパの航空燃料在庫について「あと6週間分程度しか残っていないとみられる」と述べた
スペイン首相が最近訪中し、複数の国際問題で主導的役割果たすよう要請。一方で、経済狙いの対中接近が透けるとの見方が上がっている。スペインをめぐっては、トランプ政権との距離感の広がりも指摘されている