世界貿易機関(WTO)の機能不全が続く中、米国の懸念に対処する改革案について加盟国が検討を開始した。資料写真、2022年10月撮影(2023年 ロイター/Denis Balibouse)

WTO改革案が浮上、24年初めまでの合意目指す 機能不全打開へ

[ジュネーブ 26日 ロイター] – 世界貿易機関(WTO)の機能不全が続く中、米国の懸念に対処する改革案について加盟国が検討を開始した。来年2月に開く閣僚会議までの合意を目指す。

ロイターが確認した草案によると、紛争処理期間の制限のほか、判断に不服がある場合に各国が意見を述べる新たな仕組みなどが提案されている。ただ、最高裁に当たる上級委員会が再開されるかという重要な問題には踏み込んでいない。

WTOの紛争処理は、米国が改革を要求して上級委員の任命を阻止し、同委員会をまひさせた2019年12月以降、機能不全に陥っている。現状ではWTOに提訴することは可能だが、一審に当たる紛争処理小委員会(パネル)の判断に不服があっても上訴が処理されないため、未解決の案件が約30件に上っている。

▶ 続きを読む
関連記事
米軍は4月13日以来、イランの港湾および海上貿易の封鎖を維持しており、その一環としてこれまでに4隻の船舶に対して発砲を行っている
ロシアとウクライナは、5月9日から11日までの間にそれぞれ1千人の捕虜を解放し、停戦を遵守することに合意した
G7はレアアースおよび加工工程における中国の支配を打破する必要性で一致したが、専門家は欧米の能力再建には数年を要すると指摘している
オマーン湾の封鎖することで米国は、テヘランが毎月得ている130億ドルの収入を遮断するだけでなく、運搬できない石油を保管するスペースがなくなった段階でイランに工場閉鎖を迫り、石油産業を麻痺させることを狙っている。一方イランは…
ノルウェー警察保安局は、同国の宇宙関連情報を収集した疑いで中国籍の女性を逮捕した。現地メディアによると、ノルウェーで登記された企業が中共の情報機関の隠れみのとなり、衛星データの取得を試みていた疑いがある