2021年2月16日、ロサンゼルスの予防接種会場にて、新型コロナワクチンの注射器(Apu Gomes/AFP via Getty Images)
ワクチン非接種群のリスクはわずかに低い

ワクチンはコロナ後遺症に有意な予防効果を提供せず=研究結果

ワクチン接種がコロナ後遺症(ロングコビッド)を予防する──。この主流の言説に異を唱える研究論文が最近発表された。研究では、過去の感染が後遺症のリスクを86%低下させる一方で、感染前のワクチン接種状況は後遺症リスクと無関係であることが明らかになった。

米国のヴァンダービルト大学医療センターのウィリアム・シャフナー博士は、「過去の感染とワクチン接種はどちらも、再感染した際の後遺症リスクを減少させると一般的に考えられていたが、研究者らはその考え方に水を差した」とエポックタイムズに語った。

今回の研究は、500年以上の歴史を有するドイツのマルティン・ルター大学ハレ・ヴィッテンベルクの研究者らによるものだ。彼らは、コロナ後遺症ないし遷延症状のリスクが最も高いのは武漢株に感染したワクチン未接種者だったことを発見した。その次にリスクが高かったのは、アルファ株に感染したワクチン接種者および未接種者だった。

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