写真は胡錦濤氏が会議場から退場させられる一幕 (Photo by Noel CELIS / AFP)

習近平 天命を失ったのか?

習近平氏が「現代の皇帝」と呼ばれているのは驚くことではない。歴代の皇帝は中国を統治する「天命」を持っていると主張していたが、習氏は天命を拡大し、中国だけでなく全世界を統治しようとしている。

「天命」とは、紀元前1046年-紀元前256年の周王朝で発展した儒教の概念である。「天」が中国の皇帝(天子)に中国を治める権利を授与するものとされている。これは欧州の王権神授説と似ている。

王権神授説は、王を退位させるための道徳的指針を定めていない。王家は放蕩、不品行、腐敗、及び他の神聖ではない行動に関わらず永遠に統治できる。それと異なり、実用的な儒教思想は、天は民に不道徳または暴君の皇帝から治世の権限を取り消す権利を与えた。中国人は、そのような皇帝に対して反乱を起こす義務があると教えられている。

▶ 続きを読む
関連記事
NASAは、月面基地建設や予算再配分による探査加速を鮮明にした。トランプ氏の主導で米国は、中国との宇宙覇権争いで圧倒的優位に立ち、月の戦略的支配を狙う
熊本県にある陸上自衛隊駐屯地に配備された初の「25式地対艦ミサイル」は、射程約1千キロで、中国沿岸および東シナ海の大部分をカバー。この配備により、日本は「遠距離打撃」を実施可能となり、「反撃能力」を備えた。
習近平の側近とみられ、新疆ウイグル自治区などトップを歴任した馬興瑞が重大な規律違反および違法行為の疑いで調査を受けていると新華社が発表した。この事は失脚を意味し、政局は文化大革命以降で最も不安定な局面にあるとされる。
最近、桜の季節に一部の中国人観光客が「桜の木を揺らす」などの迷惑行為を行い、反発が広がっている。一部のSNSやメディアでは、こうした問題を「中国人だから」「中華民族の特性」と一般化する言説も見られるが、事実を正確に捉えておらず、それは中国共産党文化にある
2029年までには完全退役だとも言われているA-10攻撃機。しかしイランの戦場では大活躍。現場からは近接航空支援においてA-10に匹敵する機体は他に存在しないとの声も上がる。筆者は航空支援任務でのF-35の脆弱性を指摘している