韓国議員が朝鮮総連行事に出席 尹大統領「反国家行為に断固とした対応を」
韓国の野党系無所属の国会議員・尹美香(ユン・ミヒャン)氏が関東大震災100年に合わせて来日し、北朝鮮の影響を受ける在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)主催の行事に出席したとして、韓国で強い非難を受けている。尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は4日の会議で「反国家行為には断固とした対応をすべきだ」と強調しており、韓国メディアは尹美香氏の行動を念頭に置いた発言であると報じている。
尹美香氏は元従軍慰安婦支援団体の前代表を務めた人物。韓国メディアによると、尹氏は8月30日に入国し、1日には朝鮮総連が東京で開催した追悼行事に出席した。式典では、日韓両政府を非難する内容も含まれていたという。
こうしたなか、尹錫悦大統領は4日の会議で「自由民主主義の国体を破壊しようとする反国家行為に対しては、政治陣営に関係なく、断固とした対応をすべきだ」と述べた。尹大統領が述べた「反国家行為」の内容は明らかにされなかったものの、尹美香氏が朝鮮総連の行事に参加したことを指すと考えられている。
関連記事
高市総理は就任3日後の23日、北朝鮮による拉致被害者家族との面会で、金正恩氏との首脳会談に臨む覚悟を表明し「あらゆるチャンスを逃さない」と強調した。家族会は早期実現を強く要求した。
疑わしきは罰せずというのは司法の原則だ。しかし軍事の原則は疑わしきは罰せよ、である。敵の先制攻撃を許して味方が壊滅したら、元も子もない。
木原稔防衛相は28日の会見で、北朝鮮が弾道ミサイル技術を使用して衛星打ち上げを試みたことについて、日米韓の3カ国が「緊密な情報共有」を行なったと発表した。日米韓は昨年末、北朝鮮が撃つ弾道ミサイルの探知情報の即時共有を始めたと発表している。
何てことをしてくれるのかーー。北朝鮮が弾道ミサイルを発射したとの報を受け、在日朝鮮人のパク・ヨンさん(仮名、40代)は肩を震わせた。おりしも日本と北朝鮮はサッカーで予選枠を競っていた。冷酷で傲慢な金正恩体制、日本での静かな営み。二国間のはざまで在日朝鮮人は複雑な思いを抱えていた。
外交関係者の話によると、北朝鮮は国連制裁に違反し、中国の10以上の都市で北朝鮮人従業員を雇用した50以上のレストランを経営しているという。これらレストランの収益の大半は、北朝鮮政権によって核・ミサイル開発資金に充てられていると見られている。