中国大使館が麻生太郎自民党副総裁を「身の程知らず」と批判したことに対し、片山さつき参院議員は「非礼で論外な表現」であると一蹴した。(Photo by STR/JIJI Press/AFP via Getty Images)

中国の麻生氏批判は「非礼で論外」 片山さつき氏「断固抗議すべき」

台北市で8日に開催された「ケタガラン・フォーラム」では痛快な「麻生節」が炸裂した。これに対し在日本中国大使館は9日、麻生氏を「身の程知らず」と批判したが、片山さつき参院議員は「非礼で論外な表現」であると一蹴。自民党は断固抗議すべきだと指摘した。

麻生太郎副総裁は台湾訪問した現職の自民党幹部としては最高位だ。訪問期間中、台湾総統府で蔡英文総統と面会したほか、軍備を拡張する中国共産党を前に日米台は「戦う覚悟」が求められていると強調するなど、中共政権に決して怯まない強い意志を示した。

来年の台湾総統選に与党候補として出馬する頼清徳副総統とも昼食を共にし、「台湾に関する決意を聞いて、極めて安心した」と語った。

▶ 続きを読む
関連記事
頼清徳総統は、訪台した日本の国会議員団と会談し、サプライチェーンのリスクや経済安全保障を巡り、日台の連携を一層深める必要性を強調した。
高市総理は著名クリエイターらと意見交換を行い、日本文化の世界発信を表明。外交現場で実感した「コンテンツの力」を背景に、550億円の基金を活用し、成長戦略として産業を強力に支援
日本とメルコスールは「戦略的パートナーシップ枠組み」を創設。貿易やGX分野で協力を深め、未来志向の経済関係を築く堅固な基盤を提供する。年明けには初会合を予定し、将来の経済連携に向けた議論を加速させる
12月、IAEAタスクフォースが第5回目となる安全性レビューのため訪日。放出実績の議論や現地調査の結果、安全が改めて確認された。今後も透明性の維持と国際的な理解促進が進められる
高市首相は中央アジア5か国と初の首脳会合を開催した。「東京宣言」を採択し、3兆円規模のビジネス目標やODA締結を含む「東京イニシアティブ」を立ち上げ、互恵的なパートナーシップの新時代を切り拓く