子供の大麻中毒増加…「麻薬グミ」が要因か 合法化進む米国で
日本でも若者を中心に検挙者数が急増する大麻。カナダや米国では医療用や娯楽目的でのマリファナ使用を認める州もあり、個人にとって身近な商品となりつつある。しかし、こうした大麻の合法化により、中毒者が増加していることが学術誌『Addiction』に発表された研究で明らかになった。
米国とカナダにおける大麻合法化に焦点を当てた30件の研究結果によれば、国内各地で大麻が合法化されて以降、中毒リスクは3倍以上に増加したと推定される。子供に特化した研究では、合法化前の4.5倍に増加した。
シドニー大学のローズ・ケアンズ博士は「法律が変わったことで、消費者が錯誤に陥っている可能性もある」と指摘。消費者は大麻が合法であれば、その薬物は安全だと考える傾向にあるが、それは間違いだと強調した。
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