肝臓が最も恐れている4つのこと 漢方医が教える肝臓を養う1つの秘訣(3)
(続き)
漢方でいう肝臓が悪いとは、現代医学でいう肝機能の障害だけでなく、肝臓のエネルギーとも関係しています。漢方では人体のエネルギーを「気」と呼びます。気と血が流れる人体の通路網は「経絡」と呼ばれ、12の内臓に対応する12の大経絡があります。
そのうちのひとつが母趾(親指)からはじまる「肝経絡」で、人体の経絡の中で肝臓の機能を調節する役割を担う経絡です。中国医学の専門家によると、肝臓の正常な機能と肝臓全体の健康を維持するためには、肝経のスムーズな流れが重要です。
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タンポポは春になるとどこにでも見かける野原やあぜ道、土手、道端の植物です。清熱解毒や利湿作用があり、皮膚の傷から肝臓や胃の炎症まで治すことができます。また、髪の黒さを保つ効果もあります。その薬草としての価値は大きく、かつて民の安康を守る存在でした。