米北東部の洪水で1人死亡、被害・経済損失30億ドル超か
[10日 ロイター] – 米北東部で10日、洪水が発生し、各地で道路が水没、河川が氾濫した。多数のボートが出て救助活動が行われたが、女性1人が死亡した。
米国立気象局は10日、先週末の豪雨を受けて東部ニューヨーク州からボストン、メーン州西部から北東部にかけての地域に洪水注意報・警報が出され、対象地域の住民は合計1300万人余りと発表した。
民間気象予報会社アキュウェザーは、洪水による被害・経済損失が30億-50億ドルになるとの推計を示した。
ニューヨークのラガーディア空港やボストンのローガン空港を含む北東部の空港では10日、離発着する1000便余りに遅れが生じたり、欠航になったりした。
全米鉄道旅客公社(アムトラック)は洪水で線路が被害を受けたため、ニューヨーク州の州都オールバニとニューヨーク市を結ぶ旅客列車を運休とした。
最も被害を受けたのはニューヨーク州とバーモント州。国立気象局は10日夜から11日にかけて、さらに降雨が予想されるとしている。
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