イスラエルの占領地ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地近くで7月6日、武装したパレスチナ人の男がイスラエル軍兵士に向け発砲し射殺した。写真は現場近くで捜査をするイスラエル軍(2023年 ロイター/Ammar Awad)

ヨルダン川西岸でイスラエル軍兵士殺害、ハマス「報復」の声明

[ユダヤ人入植地付近(ヨルダン川西岸) 6日 ロイター] – イスラエルの占領地ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地近くで6日、武装したパレスチナ人の男がイスラエル軍兵士に向け発砲し射殺した。パレスチナのイスラム組織ハマスは、イスラエル軍によるヨルダン川西岸のジェニンでの大規模軍事作戦への報復とする犯行声明を出した。

イスラエル軍によると、銃撃事件はヨルダン川西岸の都市ナブルス近郊のユダヤ人入植地であり、男は治安部隊に向かって発砲し、現場から逃走したがイスラエル軍に追跡されて「無力化」された。ハマスは男が構成員だとし、死亡を確認した。

イスラエルはジェニンで実施した大規模軍事作戦について、パレスチナ武装勢力のインフラと武器庫が標的だったとしている。パレスチナ人の少なくとも12人が死亡し、イスラエル軍兵士1人も殺害された。

イスラエルのネタニヤフ政権ではユダヤ人の入植活動を推進してきた政治家が重要な地位を得ており、パレスチナ武装勢力の抑え込みを一段と強化するよう求めている。

銃撃事件があった入植地に住むスモトリッチ財務相は事件を受け、新たな入植地建設計画を急ぐ考えを示した。

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