肥満症の治療薬「オゼンピック(セマグルチド)」。2023年4月17日撮影 (Mario Tama/Getty Images)

日本でも処方される肥満治療薬…ダイエット目的は「深刻な副作用」も=カナダ保健省

日本でも処方されている肥満症の治療薬「オゼンピック(セマグルチド)」。本来は2型糖尿病に対して使われるものだが、今や美容やダイエットが目的の「やせ薬」として利用する人も多い。カナダ保健省は「腎不全を含む重大な副作用を引き起こす可能性がある」と、適応外使用には注意を呼びかけている。

カナダ保健省は今月、ダイエット目的でセマグルチドを使用することで膵炎、深刻な低血糖、胆嚢の問題、重篤なアレルギー反応、甲状腺腫瘍、腎不全を含む「深刻な副作用」を引き起こす可能性があるとの警告を発表した。

セマグルチドを使用することによって精神的な影響が出る可能性もある。米ウォール・ストリート・ジャーナルの4月18日付は、セマグルチドを使用している人の多くが、奇妙な夢を見ると報じた。

▶ 続きを読む
関連記事
脾胃と腎を支える「根本の養生」に。ほうれん草と納豆の味噌汁は、肝気の滞りや胃腸の疲れを調え、秋の乾燥や寒暖差に強い体をつくります。
尿に泡、むくみ、高血圧や貧血は腎臓病のサイン。たんぱく質やリン・カリウムを控え、工夫した食事で腎臓を守りましょう。
毎日のスムーズな排便が、腎機能と寿命に直結?毒素の排出と腸内環境の整え方を科学と伝統医学の視点から解説します。
疲れやすさ、腰のだるさ、物忘れ……。これらは「腎」からのSOSかもしれません。中医学のツボ押しと古代レシピで、体の根本から整える方法を紹介します。
血糖値、心臓、そしてがん対策まで。南米発の「マテ茶」は、ただのカフェイン飲料ではありません。コーヒーより穏やかに目を覚ましながら、体の内側に働きかける驚きの作用とは?