6月13日、石油輸出国機構(OPEC)と主要産油国で構成する「OPECプラス」は、ロシアがシンクタンクなどと協力して原油生産量を見直すことに合意したため、同国の生産ベースライン引き上げを認めたと発表した。写真はOPECのロゴ。アルジェで2016年9月撮影(2023年 ロイター/Ramzi Boudina)

OPECプラス、ロシア原油生産のベースライン引き上げ

[ロンドン 13日 ロイター] – 石油輸出国機構(OPEC)と主要産油国で構成する「OPECプラス」は13日、ロシアがシンクタンクなどと協力して原油生産量を見直すことに合意したため、同国の生産ベースライン引き上げを認めたと発表した。

生産ベースラインは減産枠を設定する際の基準として使われる。ロシアはウクライナ侵攻を理由に欧米諸国が制裁を科して以降、生産量を公表している。

OPECプラスによると、ベースライン変更で2月のロシアの原油生産は日量982万8000バレルから994万8000バレルに修正された。ベースライン引き上げで生産量は年間約600万トン増えることになるという。

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