ロシアからウクライナを経由して肥料用のアンモニアを輸送するためのパイプラインが破損したことがウクライナとロシア両国の報告で分かった。同パイプラインは黒海経由の穀物輸出合意で重要な役割を果たしていると見られることから、穀物輸出合意を巡る協議が複雑化する恐れがある。 (2023年 ロイター/Yoruk Isik)

アンモニア輸送パイプライン破損、黒海穀物複雑化の恐れ

[7日 ロイター] – ロシアからウクライナを経由して肥料用のアンモニアを輸送するためのパイプラインが破損したことがウクライナとロシア両国の報告で分かった。同パイプラインは黒海経由の穀物輸出合意で重要な役割を果たしていると見られることから、穀物輸出合意を巡る協議が複雑化する恐れがある。

ロシア国防省は「ウクライナの破壊工作グループ」が5日夜、ウクライナ東部ハリコフ州のマシウティフカ村の近くでパイプラインの一部を爆破したとし、「このテロ行為の結果、民間人に死傷者が出た」と表明。「パイプラインの損傷した部分から現在、アンモニアが吹き出している」とした。同村はロシア軍とウクライナ軍の最前線にある。

これに対し、ウクライナのシネグボフ・ハリコフ州知事はロシア軍が州内のアンモニアパイプラインに繰り返し砲撃を行ったと表明。ロシア側の主張と食い違いが出ている。

▶ 続きを読む
関連記事
韓国の金民錫(キム・ミンソク)首相は、ホワイトハウスでの予定外の会談において、米国大統領が北朝鮮問題に言及したと述べた
チェコでの中国共産党スパイ事件について、新たな動きがあった。今年1月、チェコ警察は中国共産党(中共)の情報機関のために働いていた疑いのある男性を逮捕した。
米国とイスラエルによるイランへの攻撃が続くなか、イラン側も激しく抵抗し反撃を行っている。こうした状況の中、複数の米メディアは、イランの背後で米国やイスラエルに対する報復攻撃を支援しているのは「ロシアの情報機関」であり、さらに中国共産党の関与の可能性もあると報じている
トランプ政権の第1期には、トランプ氏が北京を介さず直接金正恩と対話した経緯があり、中共は朝鮮半島問題での主導権を失うことを警戒してきたとし、今回の対北接近は、米中首脳会談を前に影響力を示す狙いがあるとの見方も出ている。
ホルムズ海峡が事実上の封鎖状態にある中、トランプ氏は中国、フランス、日本、韓国、英国などへ艦船派遣を要請した。米軍がイランの機雷拠点を叩く一方、停滞する国際物流の正常化が世界的な急務となっている