ミクロネシアの排他的経済水域で、フレデリック・ハッチ号の乗組員と現地の海事警察官による乗船検査を待つ漁獲物(米国沿岸警備隊)

インド太平洋の魚、乱獲の危機…3分の1以上が中国船籍

世界各地で加速している違法・無報告・無規制(IUU)漁業による被害が深刻化している。IUU漁業は、年間最大2600万トン、約3兆2350億円(230億ドル)相当の漁獲量の損失を生み出し、重要な漁獲資源の枯渇、犯罪組織による乗組員の虐待、海洋生態系の破壊といった深刻な問題を引き起こしている。

2017年末、国連総会は6月5日を「IUU漁業との闘いのための国際デー」と宣言。この違法行為が「海洋資源の保全と管理、そして多くの国、特に途上国の食料安全保障と経済に対し大きな影響を及ぼしている」ことを強調した。

国際連合は、世界の漁獲量の20%を占めるIUU漁業を抑止・撲滅するための国際計画を実施するよう各国に呼び掛けている。ファイナンシャル・トランスペアレンシー・コーアリションの2022年10月のレポートによれば、2010年から2022年までのIUU漁業に従事した船舶の3分の1以上が中国籍で、関与した上位10社のうち8社が、世界最大の遠洋漁業船団を有する中国のものであるとのこと。

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