新たな大規模研究では、中高年者が毎日20分間の中程度から高強度の運動を行うことで、9つの一般的な病気による入院リスクを低減することが示されました。(IYO / PIXTA)

研究:毎日20分間の運動で入院リスク低減

新たな大規模研究によれば、40歳以上の人にとって、毎日適切な運動を続けることは、全身の健康に良いだけでなく、さまざまな健康状態による入院の可能性も大幅に減らすことができます。

通常、運動は心身の健康を維持・向上させ、心血管疾患、がん、糖尿病、骨粗しょう症、うつ病などの多くの疾患の発症および死亡リスクを減らすのに役立つと考えられています。

それだけではなく、米国医師会雑誌「JAMA Network Open」に掲載された最新の研究では、中高年者が毎日20分間の中程度から高強度の運動を行うことで、9種類の一般的な病気による入院リスクが低減することが分かりました。これらの一般疾病には、胆嚢疾患、肺炎、血栓、脳卒中、鉄欠乏性貧血、糖尿病、大腸ポリープ、尿路感染、および大腸憩室症が含まれます。

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