ロシアのプーチン大統領は、ノルドストリーム爆破に対するドイツの対応は今でもドイツがなお米国に「占領」され、自主的に行動できないことを示していると述べた。3月8日、モスクワで撮影(2023年 ロイター/Sputnik/Ilya Pitalyov/Pool via REUTERS)

ドイツは米になお「占領」、自主的に行動できず=プーチン大統領

[14日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は、昨年9月に発生したロシアと欧州を結ぶ天然ガスの海底パイプライン「ノルドストリーム」爆破に対するドイツの対応は第二次世界大戦の降伏から数十年経った今でもドイツがなお米国に「占領」され、自主的に行動できないことを示していると述べた。

ノルドストリーム爆発の調査を巡り、ドイツを含む西側諸国は慎重に対応し、意図的な犯行としながらも、その責任の所在に関しては明言していない。

ロシアの通信社によると、プーチン大統領は国営テレビで「第二次大戦後、ドイツは完全な主権国家ではなかったと欧州の政治家が自ら公言していることが問題だ」と指摘。「ソ連は一時、軍を撤退させ、占領に等しい状態を終わらせた。しかし周知の通り、米国はそうではない。米国はドイツを引き続き占領している」と述べた。

これに先立ち、プーチン大統領は14日、ノルドストリームの爆破は「国家レベル」で行われたとの見方を示した。

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