ブリンケン米国務長官は28日、中国がロシアのウクライナ侵攻を巡り米国が科している対ロシア制裁に違反すれば、米政権は中国企業や個人への制裁措置をためらうことはないと言明した。写真は2月28日、訪問先のカザフスタンの首都アスタナで会合に出席するブリンケン長官(2023年 ロイター/Olivier Douliery)

米、中国企業・個人への制裁ためらわず ロシアに支援なら=国務長官

[アスタナ(カザフスタン) 28日 ロイター] – ブリンケン米国務長官は28日、中国がロシアのウクライナ侵攻を巡り米国が科している対ロシア制裁に違反すれば、米政権は中国企業や個人への制裁措置をためらうことはないと言明した。

中央アジア歴訪中のブリンケン長官は記者団に対し、中国が多大な損害をもたらす可能性のある支援をロシアに供給すれば、中国と世界各国との関係に深刻な問題をもたらすことになるとけん制した。

一方、ダニエル・クリテンブリンク国務次官補(東アジア太平洋担当)は28日、下院外交委員会での中国に関する公聴会で、米国は中国が多大な損害をもたらし得るロシアへの支援を検討しているとの懸念を持っており、多くのパートナー国とそうした懸念を共有していると述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
欧州議会は6月16日、国境を越えた弾圧に対抗するための決議を採択。中共による海外での監視活動に焦点を当てている
英国がロシアへの新たな制裁を発表。対象には「影の船団」や、軍事援助を提供する中国企業、制裁逃れを支える金融ネットワークが含まれる
欧州連合(EU)の立法府議員らが、権威主義的政権が海外の標的を沈黙させようとする「越境弾圧」への対抗措置強化を訴えた。最新の報告書は、中共政権、ロシアなどを主要な実行国として名指しした一方、数十もの政府が海外の反体制派を追っていると指摘している
英国で、国家安全保障法施行後、中共関連のスパイ活動で初の有罪判決。中共当局のために香港民主活動家らを監視したとして、男2人に禁錮刑が言い渡された
新たなグローバル秩序を目指すモスクワの押し進めにもかかわらず、米国の経済的、軍事的、外交的パワーは、台頭するライバル諸国のそれを依然として大きく上回っている