2023年1月2日、広島市の広島文化学園HBGホールで行われた神韻公演のフィナーレにて(龔安妮/大紀元)

「伝統美、かえって新鮮」神韻で迎える新年に喜び溢れる

1月2日、中国貿易の会社で代表を務める西川二三さんが、広島文化学園HBGホールで神韻芸術団の公演を鑑賞した。芸術団の存在は前から知っていたと言う中国通の西川さんだが、初めて鑑賞する神韻公演は「見たことがない感じだった」という。「すっごく良い一年になります」と声が弾んだ。

神韻芸術団は「神韻の9つの特徴」の1つとして「革新的な3D背景幕」を挙げている。背景幕が舞台上のパフォーマンスと絶妙な一体感を織りなすことで、観客を一気に歴史上の物語世界に引き込む。西川さんは「後ろのスクリーンと踊り、つまりバーチャルなものと現実とがぐるぐるして非常に面白かった。孫悟空が蜂になって妖怪の住処に入っていくときに、自分も入っていくような感じがあった」と臨場感を味わっていた。

伝統的な審美眼に基づきデザインされた神韻の衣裳については、「最近の中国舞踊は墨絵みたいなダークなものが多く、現代的で今風の衣装が多いなかで、神韻の伝統的な色使いは逆に新鮮だった」と語った。

また、神韻の舞踊劇では神仏への崇敬が描かれる。西川さんは「とっても素敵。仏教のエッセンスには日本と通ずるものがあった」と古来の神伝文化の趣に魅了されていた。いっぽう、現代中国の臓器収奪問題を伝える演目に関しては、「私はもちろん分かっているが、分かっていない人は多い。もっと伝えていくべきだと思う」と問題意識を示した。

最後に西川さんは「今までで一番良い舞台だと、一緒に見に来た母が喜んだのでそれだけで十分。すっごく良い1年になります」と締めくくり、喜びを溢れさせた。

中国貿易の会社で代表を務める西川二三さんが2023年1月2日、広島文化学園HBGホールで神韻芸術団の公演を鑑賞した(盧勇/大紀元)

同日、自動車部品工場で工場長を務める青木逹裕さんも神韻公演を鑑賞し、「昔の中国の王様になったような気分」を味わったと語った。「水をイメージしたような長い袖をはためかせる踊りが、初めて見たので新鮮で良かった」と、女性の宮廷舞踊が印象に残ったようだった。

舞踊劇のストーリーにも親しみを覚えたという青木さん。「三国志や西遊記はもともと知っていた。三国志で趙雲が子供を連れて逃げる物語を読んだことがあるのですごく良かった。母親が井戸に身を投げ子供を守るところでじーんと来た」

また、西遊記の演目では、孫悟空が妖怪を退治したところで観音菩薩が現れ、妖怪を元の神獣の姿に戻してから天界へ連れ戻す壮大な場面が見所だ。その場面を鑑賞した青木さんは「見方によって善悪は変わるという二面性を、神という名の下に全てを網羅して、『全ての人は善だ』というところへ導く。そういうものを感じることができた」と語った。

自動車部品工場で工場長を務める青木逹裕さんが2023年1月2日、広島文化学園HBGホールで神韻芸術団の公演を鑑賞した(寺田崚平/大紀元)

失われた中国伝統文化の復興を目指す神韻芸術団は、目下、日本巡回公演を開催中だ。ツアー日程は公式サイトから。

大紀元は神韻芸術団の後援メディアとして、2006年の芸術団創設以来、観客の声を伝えています。

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