2021年、ニューヨークの路上に設置された新聞ボックスの中に入っている、中国政府が運営する英字新聞社「チャイナ・デイリー」。(Chung I Ho/大紀元)

折り込み広告で紙面装う…中共メディアの宣伝工作

中国共産党は近年、世界のマスメディアを通じて世論誘導を行う「影響力工作」を活発化させている。官製紙を折り込み広告に変え、有力紙の販売ネットワークに入り、プロパガンダの輸出を強めている。米主要シンクタンクの上席研究員は中国メディアの影響力などについて自身の見解を示した。

米外交問題評議会(CFR)上席研究員のジョシュア・クルランツィック氏は、中国政府の影響力工作に関する著書『北京のグローバルメディア攻撃:アジア及び世界に影響を与える中国の偏向的なキャンペーン』を出版した。

クルランツィック氏は、著書の中で影響力工作の例として、中国国営の新華社通信と中国の国営英字紙チャイナデイリー(ChinaDaily)傘下の「チャイナ・ウォッチ」を取り上げている。

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