中国人はもう共産党を恐れていない=ゴードン・チャン氏
米国の中国問題専門家ゴードン・チャン(Gordon Chang)氏は各地の抗議活動について、中国人はもはや共産党を恐れていないと指摘した。中国社会が混乱へと向かうなか、先進国首脳は習近平氏に対し武力鎮圧しないよう警告すべきだと述べた。
「中国の民衆は恐怖心を失い、公然と当局に反抗している。警官隊は大人しい。習近平が軍隊を出動させない限りCCP(中国共産党)は崩壊するだろう」。中国各地の抗議活動を受けて、チャン氏はツイッターで発信した。
新疆ウイグル自治区のウルムチ市で発生したマンション火災では少なくとも10人が死亡した。この事件を発端にゼロコロナ政策に対する民衆の不満が噴出、北京や上海などの大都市に加え、50以上の大学で抗議活動が相次いだ。
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