11月26日夜、上海市内でゼロコロナ対策に抗議するデモが発生。(スクリーンショット)

「共産党退陣しろ」上海など各地で抗議活動 怒りの矛先が政府にも

10人の死者を出した新疆ウイグル自治区ウルムチ市のマンション火災が引き金となり、上海や北京など主要都市では抗議活動が発生している。中国共産党の厳格なゼロコロナ対策に対する民衆の怒りは顕在化し、自由を求める声が高まっている。

火災が発生したウルムチ市の名称を冠する上海市静安区のウルムチ中路では26日、市民がロウソクを灯し、犠牲者に献花する追悼活動を行なった。

追悼活動は次第に抗議活動へと発展した。深夜に現場の様子を撮影したとされる動画によると、集まった多数の市民が「共産党は退陣しろ!」「習近平は退陣しろ!」とシュプレヒコールを挙げた。

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