中国の研究論文受け付けず…臓器収奪の懸念で=国際心肺移植学会
中国政府のもとでドナーの同意を得ないまま臓器を強制摘出している問題を理由に、国際学会は中国からの臓器移植に関するすべての研究論文の受理を禁じる方針を決めた。
末期状態の心疾患および肺疾患の研究分野で世界最大の国際学会である国際心肺移植学会(ISHLT)が発表した。こうした方針が医療学会から宣言されるのは極めてまれ。
方針は今年6月末に声明で発表された。「中国政府が殺害された被拘束者からの臓器や組織の調達を系統的に支援し続けているという多くの証拠があることから、中国からのヒトドナーの臓器、人体組織の提供に関連する投稿は、ISHLTでは受け付けない」と表明している。
関連記事
最近各国で関心が高まっている中共による臓器収奪問題。香港大紀元の記者が臓器収奪を主導した一人とされる黄潔夫・元中国衛生部副部長に直撃取材した経験がある。記者が「あなたが(臓器収奪に加担した)責任追及リストに載せられているが、この件についてどう答えますか?」と質問すると、黄は不敵な笑みを浮かべたまま急いで立ち去っていった。
中共による生体臓器収奪問題を扱ったドキュメンタリー映画『国家の臓器』の上映会が10日夜、参議院議員会館で開催された。出席した国会議員や有識者からは「実態は想像をはるかに超えている」「強い衝撃を受けた」といった声が相次いだ。
中国での臓器収奪を追ったドキュメンタリー映画「国家の臓器」の上映会が12月10日、参議院会館講堂で開催された。 […]
中国での臓器収奪とそれを利用した渡航移植の非人道的実態について、日本保守党の北村晴男議員が参院法務委員会で追及。渡航移植への罰則と入管法による上陸拒否の追加を強く提言した
良心の囚人からの強制臓器収奪が行われている問題を巡り、中国共産党(中共)政権への対応を求める国際請願に、世界で50万人を超える署名が集まった。請願はG7を含む14か国に対し、主導的な対応を取るよう訴えている