2019年10月10日、台北の総統府前で手を振る蔡英文総統 (Sam Yeh/AFP via Getty Images)

米台、貿易協議の新たな枠組み発足 関係強化へ

米国と台湾は1日、経済連携を強化する新たな枠組みを立ち上げたと発表した。米国は対中国を念頭に立ち上げた「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」に台湾を加えなかったことから、代わりとなる枠組みを設けて相互の関係強化を目指す。

「21世紀の貿易に関する米国・台湾イニシアチブ」は、米国通商代表部(USTR)のサラ・ビアンキ次席代表と鄧振中政務委員(閣僚)のオンライン会談を経て発表された。デジタルや環境、農業、貿易手続きの簡素化などの分野で連携する。両国は今月末に米首都ワシントンで初協議を行う予定だ。

鄧氏はイニシアチブについて「台米通商関係における歴史的な進展」と強調。二国間自由貿易協定につながるほか、他国との経済的な結びつきを強化することができると期待を示した。台湾の外交トップ、呉釗燮外交部長(外相)も同イニシアティブは「高い戦略的」重要性を持っており、同国の「環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP、TPP11)」への参加を促すと強調した。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ大統領は、イランとの紛争によるエネルギー価格高騰を抑えるため、一部諸国への石油制裁免除を発表した。プーチン氏との会談やロシア産原油の制裁緩和検討にも触れ、早期の事態収束と市場安定化を目指す
訪米した赤澤経産相は、ラトニック米商務長官と会談を行った。米国による新たな関税措置に関して日本を不利に扱わないよう申し入れるとともに、エネルギーやAIなど重要分野での日米連携を確認した
ソフトバンクは、子会社のPayPayが米国での新規株式公開(IPO)に向けたロードショーを開始したと発表した
米投資会社バークシャー・ハサウェイが日本の5大商社への投資を拡大し三菱商事などの保有比率が10%を超えた。保有時価総額は約5.4兆円に上り、米主要株に並ぶ重要な長期投資先と位置付けられている
OpenAIの報告により、中共工作員がChatGPTを悪用した大規模な海外世論工作が発覚。偽文書作成や当局者へのなりすましを通じ、米国や日本の政治家、台湾、海外民主活動家を標的にした卑劣な弾圧実態を詳報