30年まで日本に4000台 中国EV大手BYD、安さの裏に巨額の政府補助金か
今月10日、中国電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)日本法人は東京都内で、日本向け小型電気バス「J6」と大型電気バス「K8」の新型車両を発表した。同社は、2030年までに日本国内で電気バス累計4000台の販売を目標に掲げている。
BYDの今までの発表によると、同社の日本市場向け大型電気バス「K8」(最大乗車定員81人)の価格は1台3850万円で、小型電気バス「J6」(最大乗車定員31人)は1980万円。国土交通省自動車局が2018年12月に作成した『電動バス導入ガイドライン』によると、電気バスの車両導入費用は1台5000万~1億円程度。BYDの電気バスを導入すれば、コストが大幅に抑えられることになる。
中国深圳市に本部を構えるBYDが日本市場に低価格で電気バスを提供できる背景には、中国政府による巨額な補助金がある。
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