英政府、中国資本による半導体最大手の買収を審査 安保上の懸念
英国のビジネス・エネルギー・産業戦略大臣のクワシ・クワーテング氏は25日、中国半導体大手の聞康科技(Wingtech)の100%子会社である蘭ネクスペリア(Nexperia)による英半導体最大手、ニューポート・ウェハー・ファブ(以下、NWF)への買収案を審査すると発表した。
大臣は同日ツイッター上で、同買収案について「新しい国家安全保障・投資法に基づき、完全な審査を行う」と表明した。また、「英国は外国からの投資を歓迎するが、それが英国の国家安全保障を脅かしてはならない」と強調。
英国では昨年4月末に国家安全保障・投資法が成立した。同法の下で、英政府は国家安全保障を脅かす可能性のある外国企業や投資家による英企業への買収・合併について、政府の調査・介入が可能となり、対抗措置を強化できるようになった。
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