花材は、花数が多く、均一に咲くものを選びましょう。(massyu / PIXTA)

きれいな花を育てたい!ビギナーは何から始めたらいいの?

良い植物を見分ける鋭い目を養う

植物を選ぶときは、他の買い物と同じように、商品の細部をよく見る必要があります。それが、植物が健康かどうかのポイントになるかもしれません。

 

良質な草を選ぶための4つのポイント

1. その季節に一番多く収穫できる植物を選ぶ

旬の新鮮な果物を買うことが一番大切なように、植物を買うときは、季節や旬の種類を選ぶべきです。

市場に多く出回っている品種は、市場に受け入れられやすく、農家での生産もスムーズであるため、ビギナーにはお勧めできます。同じ種類でも品種はさまざまで、例えばエアブロメリアの場合、茎が細い品種と太い品種があり、茎や葉が太いものの方が育てやすいとされています。特定の希少種や外国産の品種を育てたい場合は、園芸の技術を一定レベルまで高めてからトライすることをお勧めします。

2. ボリューム感のある、しっかりした植物を選ぶ

同じ品種の鉢植えを選ぶときは、背の高いものを選ばないようにしましょう。 背が伸びすぎている場合は、長く売れ残っていたものだったり、あるいは混み合っていて背が伸びすぎた可能性があります。多少低くても、ふっくらと丸く、しっかりした印象の植物を選びましょう。

 

ふっくらと丸い植物を選びましょう。(ninelittle / PIXTA)

 

3. 葉が充実して密集している植物

選ぶときの注意点としては、葉が無傷で密集しているか、葉の色が鮮やかな緑でつやがあるか、葉に異常な枯れや葉焼けがないか、葉の裏に虫が繁殖していないか、枯葉や落葉がないか、などが健康かどうかの判断材料になります。

 

葉が無傷で密生している植物は、健康であることの証です。(Shutterstock)

 

4. 花数が多く、均等に咲く植物を選ぶ

花苗を購入する際は、すべてつぼみの状態のものではなく、花の色が判別できることからも部分的に咲いているものがよいでしょう。ただしすべて満開のものではなく、つぼみの数量が多く、花の分布が均一のものを選びましょう。

つぼみばかりの植物を買うと、つぼみから満開になるまでに時間がかかるので(菊など)、買ったときにすでに6~7割くらいの花が咲いているものを選ぶと、家に届いてから花が咲くまであまり待たなくてすみます。

 

つぼみの数量が多く、花の分布が均一のものを選びましょう。(Shutterstock)

 

花と植物の小さな教室

「この季節に植える花は何がいい?」と聞かれることが多いですが、私はいつも「一番売れていて、その季節に花市場で手に入りやすい花、それを選べばいい」と答えています。

花市場の植物は、季節感を出すのに最適です。ですから、庭や家のスペースにさまざまな植物や色を取り入れたいのであれば、季節ごとに花市場に足を運び、家の中をあらゆる形や色の植物で満たしてあげるとよいでしょう。

 

この記事は、『花づくり初心者のための100の質問【ベストセラー改訂版】先輩専門家の40年の経験、植え付けの難しさを完全図解』(采實文化出版)から引用しています。

(翻訳・李明月)

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