台湾、キーウ市長に支援 独裁主義国に抵抗する「最前線」を共有
[台北 22日 ロイター] – 台湾の呉釗燮(ジョセフ・ウー)外交部長(外相)は22日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)のクリチコ市長に対し、キーウとウクライナの医療機関に計800万ドルを寄付すると発表した。ウクライナと台湾の民主主義が巨大な独裁主義の隣国に「抵抗する最前線」に立っているとも言及した。
ロシアに侵攻されたウクライナに対しては、台湾でも広く共感を呼んでいる。ロシア政府が「特別軍事作戦」と呼ぶロシアのウクライナ侵攻と、民主的に統治されている島の台湾を自国領土とみなす中国からの軍事圧力との間に類似性を見出す人が多いためだ。
台湾はロシアの侵攻を非難して西側主導の制裁に加わり、ウクライナからの避難民のために2000万ドルを寄付したが、その大部分は台湾住民からの寄付だった。中国はロシアを非難せず、人道支援として1500万元(230万ドル)を寄付したに過ぎない。
関連記事
欧州議会は6月16日、国境を越えた弾圧に対抗するための決議を採択。中共による海外での監視活動に焦点を当てている
英国がロシアへの新たな制裁を発表。対象には「影の船団」や、軍事援助を提供する中国企業、制裁逃れを支える金融ネットワークが含まれる
欧州連合(EU)の立法府議員らが、権威主義的政権が海外の標的を沈黙させようとする「越境弾圧」への対抗措置強化を訴えた。最新の報告書は、中共政権、ロシアなどを主要な実行国として名指しした一方、数十もの政府が海外の反体制派を追っていると指摘している
英国で、国家安全保障法施行後、中共関連のスパイ活動で初の有罪判決。中共当局のために香港民主活動家らを監視したとして、男2人に禁錮刑が言い渡された
新たなグローバル秩序を目指すモスクワの押し進めにもかかわらず、米国の経済的、軍事的、外交的パワーは、台頭するライバル諸国のそれを依然として大きく上回っている