米国のソン・キム北朝鮮担当特別代表が18日、韓国に到着した。北朝鮮による相次ぐミサイル発射への対応や核実験再開の可能性を巡る懸念について韓国側当局者と協議する。写真は2021年10月にソウルで開いた協議後の記者会見で代表撮影(2022年 ロイター)

北朝鮮担当の米高官が韓国到着、ミサイル発射など巡り協議

[ソウル 18日 ロイター] – 米国のソン・キム北朝鮮担当特別代表が18日、韓国に到着した。北朝鮮による相次ぐミサイル発射への対応や核実験再開の可能性を巡る懸念について韓国側当局者と協議する。

訪韓は5日間の予定。同行しているチョン・パク北朝鮮担当特別副代表とともに、韓国外務省の魯圭悳(ノ・ギュドク)朝鮮半島平和交渉本部長らと会談する。

18日には9日間の日程で行われる米韓合同軍事演習も始まった。韓国合同参謀本部は17日、「コンピューターシミュレーションによる指揮所演習」であり、野外機動訓練は行わないと発表した。

北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)は17日、核戦力強化を目的とした新型戦術誘導兵器の発射実験を行ったと伝えた。

聯合ニュースによると、キム特別代表は到着後、記者団に対し、北朝鮮動向について「緊密な調整」を続けるために韓国を訪問したと語った。詳細には言及しなかった。

韓国メディアは、キム氏が5月に就任する尹錫悦次期大統領の政権移行チームとも会談する見通しだと報じた。

政権移行チームの報道官はこれについて確認しなかった。

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