ファンタジーに満ちたバレエ舞踊劇「くるみ割り人形」(上)
ロシア・ロマン派の作曲家ピョートル・イリイチ・ピーター・リンチ・チャイコフスキー(1840-1893)は、19世紀ロシアの偉大な作曲家、音楽教育者であり、ロシア音楽の巨匠と称されています。
チャイコフスキーの作品はかなり多く、大型作品だけで、オペラ10曲(代表作:「エヴゲーニイ・オネーギン」、「スペードの女王」)、交響曲6曲、代表作(「交響曲第五番」、「交響曲第六番」)、協奏曲4曲、代表作(「ピアノ協奏曲第1番変ロ短調」、「バイオリン協奏曲ニ長調」)。舞踏劇3曲など多岐にわたりますが、チャイコフスキーが作曲した中でも最も有名なのは、、バレエ音楽「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」でしょう。
チャイコフスキーの音楽は、叙情的でドラマチック、そして人間の心理の細部にまでこだわっており、そのメロディーは、ロシア民族風のロマンティックな魅力的な作風で、人類の音楽の宝物の一つといえます。
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