中国当局が上海浦東空港に到着する国際便について、空席を増やすよう外国航空会社に求めていることが7日、関係筋の話で明らかになった。新型コロナウイルスが海外から流入するのを防ぐ取り組みの一環という。写真は2020年11月、浦東空港の新型コロナ検査施設で撮影。cnsphotoが提供(2022年 ロイター)

上海着の国際便、乗客を40%以下に制限へ コロナ対策=関係筋

[北京 7日 ロイター] – 中国当局が上海浦東空港に到着する国際便について、空席を増やすよう外国航空会社に求めていることが7日、関係筋の話で明らかになった。新型コロナウイルスが海外から流入するのを防ぐ取り組みの一環という。

関係筋によると、同空港に到着する便は11日から月末までロードファクター(座席利用率)を40%以下にするよう指示があった。

海外から到着する乗客の数を制限し、新型コロナの感染拡大を抑制することが目的。これまでは75%を上限としていた。

業界関係者は「(上海で)新型コロナを抑制できず4月以降も措置が延長されれば、非常に困難なことになる」と指摘した。

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