上海着の国際便、乗客を40%以下に制限へ コロナ対策=関係筋
[北京 7日 ロイター] – 中国当局が上海浦東空港に到着する国際便について、空席を増やすよう外国航空会社に求めていることが7日、関係筋の話で明らかになった。新型コロナウイルスが海外から流入するのを防ぐ取り組みの一環という。
関係筋によると、同空港に到着する便は11日から月末までロードファクター(座席利用率)を40%以下にするよう指示があった。
海外から到着する乗客の数を制限し、新型コロナの感染拡大を抑制することが目的。これまでは75%を上限としていた。
関連記事
妊娠中にCOVID-19に感染した母親の子どもは、3歳までに自閉症など神経発達障害と診断される割合が、感染しなかった母親の子どもよりリスクは上昇するが、全体としてのリスクは低いと研究者は強調している
新型コロナの新変異株NB.1.8.1がEU域内で今後拡大する見通し。現在米国では感染の3割以上を占め、中国で急拡大した株でもある。
中共疾病予防管理センターの発表によれば、新型コロナウイルス(中共ウイルス)の確定患者数は全国的に数週間連続で増加し、陽性率は22.8%に達した
中国共産党は新型コロナウイルスの流行がすでに沈静化したと主張しているが、各地では依然として死亡者数の高止まりが続いており、社会的関心が高まっている。亡くなっているのは高齢者に限らず、若年層や医療従事者にも広がっている。
中国各地でコロナ感染が再拡大し、住民や医師からは実態が公式発表を大きく上回る深刻な状況との報告が相次いでいる。